中絶の悩み・・・どうしたらいいの!?

妊娠、中絶の悩み

望まない妊娠。中絶しようか。中絶できない時期になってしまった。

悩んで当たり前です。

どうしよう。でアタマいっぱいになって当たり前です。

私も過去に望まない妊娠をした時は、どうしよう。でアタマがいっぱいでした。
そして、誰にも言えないですよね。
だって、その人に言って、周りに知られるのが怖いから。

しかも、あなたは学生です。好奇の目にさらされるのが一番怖いですよね。
人の口には戸は立てれない。とよくいったものです。
1人に言ったら・・・と怖くなって当たり前です。
友だちに相談する時は、気をつけてくださいね。

親にも言えないかもしれませんが、確実に信用できるのは親です。お母さんです。

それでも言い出しにくいですよね。そらそうです!
言えないです。苦しいです。
叱られるんだろうな、泣かれるんだろうな、など考えます。

でも、ひとりで抱えるには、問題が重過ぎます!!

あなたの心は絶えられなくなります。

もうどうしよう!!しか考えられなくなります。

誰かに相談しませんか?

 

望まない妊娠をした人への相談窓口

あなたのように、望まない妊娠をした人への相談窓口があります。

思い切って話をしてみませんか?
人に伝えることで、少しでも自分のつらさを、悲しみを減らしませんか?
少しでも共感してもらってラクになりませんか?

女性健康支援センター

厚生労働省の管轄下で、各都道府県に「女性健康支援センター」があります。
「女性支援健康センター」
上記リンクより全国の女性健康支援センターの一覧が確認できます。

保健師等による婦人科的疾患及び更年期障害、出産についての悩み、不妊等、女性の健康に関する一般的事項に関する相談指導を行う「女性健康支援センター」の整備を進めています。

出典:厚生労働省

福祉事務所一覧

こちらも厚生労働省の管轄下で、各都道府県に「福祉事務所」があります。

「福祉事務所一覧」

福祉事務所とは、社会福祉法第14条に規定されている「福祉に関する事務所」をいい、福祉六法(生活保護法、児童福祉法、母子及び寡婦福祉法、老人福祉法、身体障害者福祉法及び知的障害者福祉法)に定める援護、育成又は更生の措置に関する事務を司る第一線の社会福祉行政機関です。都道府県及び市(特別区を含む。)は設置が義務付けられており、町村は任意で設置することができます。

このふたつは、国が設置してるので、各都道府県にあります。

私は母子家庭なので、福祉事務所に何度か相談などに行ったことがありますが、女性が多く、丁寧に対応してくださる方が多かった印象です。
電話とかだと顔も見えないので、電話してみてもいいかもしれません。
ただ、名前は聞かれるので、名前は言いたくないとか伝えてもいいと思います。内容が内容なので。
しつこく聞かれたら、電話きっちゃっていいです!だって言いたくないもん!

その他、病院やNPO団体もあります。

SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談:医療法人聖粒会慈恵病院(熊本県)

おそらくニュースでも聞いたことがあると思います。
全国で唯一の「赤ちゃんポスト」と呼ばれる新生児保護施設「こうのとりゆりかご」を設置している病院です。

SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談とは
望まない妊娠により悩みを抱えている人のための相談窓口です。
妊娠にかんして悩んでいらっしゃる方は、どなたでもご利用できます。
赤ちゃんを産む(産んだ)お母さんやそのご家族、赤ちゃんのお父さんの不安も一緒に受け止め、スタッフが必要に応じたアドバイスやサービスを一緒に考えていきます。
もし、望まない妊娠に悩んでいたら是非ご相談ください。
今、できることを私たちと一緒に考えましょう。

出典:医療法人聖粒会慈恵病院

24時間電話相談もあります。メールで相談することも出来ます。
院長先生の記事もあるので、参考に読まれてもいいかなと思います。

「赤ちゃんポスト」が出来るまで~慈恵病院・蓮田院長が語る(1/2)

「赤ちゃんポスト」が出来るまで~慈恵病院・蓮田院長が語る(2/2)

出典:BLOGOS

小さないのちを守る会

1984年に設立された東京の団体です。

あなたは思わぬ妊娠に、どんなにか苦しんでおられることでしょう。 この妊娠は、あなたの将来と平和な生活を脅かすものに思えるかもしれ ません。中絶によって、直面している今の苦しみから逃れることができる のかもしれません。
しかし、それがあなたにとっての最善の選択と言えるでしょうか? ご一緒にしばらく考えてみませんか? どうか、一人で悩まないで下さい。私たちはお力になれたらと願って います。
まずは、最善の選択ができるように十分な判断材料を提供させて いただきたいのです。

出典:小さな命を守る会

NPO法人CAPNA

1994年に設立された名古屋のNPO施設です。

思いがけない妊娠に戸惑っている人、産みたいけど育てられない人、出産したけれど手元で育てられない人、ひとりで悩んでいないで相談してください。
「CAPNAホットライン」では名前を告げなくてもお話しができます。

出典:NPO法人CAPNA

NPO法人円ブリオ基金センター

1993年に設立された団体です。

思わぬ妊娠に驚き、ひとりで葛藤する女性のための匿名の電話相談です。
専門の相談員が支援にあたります。
ご相談後、具体的支援にあたって申請書をお送りいたします。

 

いくつか調べてきましたが、NPO等は特に「中絶」、「堕胎」について悩んでいる人を出産に導くためのもの・・・のような気がします。

そんなこと言われても無理やもん!!!

と思うかもしれません。確かに、あなたのお腹の中には命があります。カンタンに「中絶しましょう」なんて書けませんね。
中絶を勧めるサイトを作るわけにも、団体の目的に出来るものでもありません。
周りに相談できる人がいない場合、サイトに掲載した団体に電話するのもひとつの手段と考えてください。

何の手段か?

もちろん、あなたの心が少しでも軽くなる、あなたの辛さ、悲しさを少しでもラクに出来る手段です。

電話して話をしてみたら、私、産みたくなるかもしれない。

それでもいいと思います!

決めるのはあなたです。というと、冷たいかな。

でも、あなたの人生なんです。産むか産まないかは、あなたが決めていいんです。
親が・・・彼氏が・・・とか色々と考えることは多いと思います。

私の高校生の娘が「産みたい」と言ったらどうだろう・・・と考えました。
うちは基本的に自分の人生は自分で責任を持って選択しなさい。と話しています。
おそらく娘は私に伝えるまでに、アタマから湯気がでるくらい、胃に穴があくくらい悩んだ結果を話してくるでしょう。

それを踏まえて、私はたくさんの質問をするでしょう。
学校はどうするの?
進学はしないの?
あなたが今まで話してくれた夢はどうするの?
結婚はするの?相手はどういってるの?
どうやって育てるの?誰が養育するの?私は働いてるよ?孫の面倒みながら仕事できないよ?
養育費はどうするの?誰が稼ぐの?

今、一瞬でこれだけ出てきます。
おそらく50以上の質問はします。これは親としては当たり前です。

何を聞いてるのか?

あなたの覚悟をきいてるんです。

叱るつもりもありません。もちろん親としては思うことは色々とあります。
泣くかもしれません。ただ、きっと私もそうですが、いきなり叱りつける親はいないでしょう。
だって、お母さんもいきなり言われたら「どうしよう」しかアタマにないです。あなたと同じです。

ただ、冷静になって色々と質問するでしょう。

産まない覚悟。

産む覚悟。

親としては娘が本気で考えた結果なら、協力してくれ、助けてくれます。

親子関係によりますが、すぐにお母さんに相談出来る人、すぐに相談できない人。どちらかだと思います。

すぐにお母さんに相談する人は、お母さんが色々と聞いてきます。
多分「どうするの?」と聞かれます。私の第一声はこれだと思います。
すぐに相談してるんだから、覚悟なんて決めてませんよね。相談なんですから。

しばらくひとりで考えてもいいし、お母さんに色々と相談してもいいでしょうし。
ただ、自分で決めて欲しいな。って思います。

親としては、子どもの人生がガラッと変わるので、「今はまだ早いんじゃないの?」「中絶しよう」とか言います。
半分の親は言うと思います。悩んでいるあなたには申し訳ないですが、現実はもっと多いかもしれません。

ただ、お母さんに対しても「自分でよく考えるから時間ください」という勇気を持ってください。
おそらく、「いつまで?」と聞かれます。私も聞きます。
それは、中絶するなら妊娠初期がいいから。私は中絶経験者だから即時に判断します。そして、悩むにしても、病院で検査受けてない場合は病院に行って妊娠週を確認します。
これは絶対悩んでも行ってくださいね!とてもとても大切なことだから。

その上で、ギリギリまで待てることはありません。
相手ありきなので、相手にも話を聞いたり、相手の親と話をする時間が必要です。
決して「早く決めてよ!!迷惑よ!!」と思っている訳ではありません。

あなたのカラダのことを考えて、最大限出来ることをしよう!

お母さんは、お母さんで「覚悟」を決めてるんですよ。

そのこと、アタマに片隅においておいてくださいね。